踊る大捜査線

ストーリー以前に湾岸署の引っ越しとキャストの変化に馴染めなかった完結編

邦画の歴史上に様々な記録を打ち立てた「踊る大捜査線」のシリーズ4作目にて完結となった本作ですが、残念ながら見た方の評価はあまり高くなかったようです。まず、TVシリーズからの長年のファンにとっては新しい湾岸署に馴染めないという意見が多く見受けられました。確かに時代と共に湾岸署の舞台であるお台場の開発が進み、TV放映当時は「空き地署」などと言われていた湾岸署が進化していくのは仕方ないことなのかもしれませんが、完全に場所を変えてしまうのではなく元の場所のままリフォームをする程度でも良かったのかもしれません。但しこれに関してはストーリーにも関わる問題なので致し方ないとは思うのですが、ならばセットを変えずに出来るストーリーにすれば良かったのではないかと思ってしまったりもします。また、TVシリーズの初期から参加している柏木雪乃役の水野美紀の出番があまりに少なすぎた点も残念でした。前作では一切出演されなかったのでそれよりはマシでしたが、彼女の子どもが誘拐されるという設定にも関わらず数シーンのみの出演というのはあまりにも寂しすぎました。そして本作公開前のプロモーションで織田裕二は再三に渡り、最終作なので深津絵里演じる恩田すみれと青島の微妙な関係にも決着がつく…というようなことを言っていましたが、最後まで見ても決着はついていないように感じました。但し、犯人を追い詰める際の青島と室井のやりとりはTVシリーズの頃のような緊迫感もあり、ワクワクしながら見ることができました。ですが、出来ればTVシリーズ初期のキャストだけで完結編を作ってほしかったとうのが本音ではあります。

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